♯ 患者は幻覚、妄想、幻聴に支配をされ、日
常生活に困難をきたす

s)青色で全て統一をしたいんです!青色じ
ゃなければ駄目なんです!レオン.ブライ
トリングが囁くんです。もう一つ青色の
腕時計を買えって!あなた、知ってます
か?ブライトリングは⚪️△▫️※✴︎×!

o)詰所前の扉を激しく叩きながら、上記発
言あり。切迫した表情で、終始落ち着か
ない。支離滅裂な発言の後、スタッフの
襟元を掴もうとされる。

a)患者には、全て青色にしたいという、脅
迫概念があり。幻聴は、青い腕時計が欲
しいが為の作話の可能性があり。

p)当直医に連絡。確認の元、ブライトリン
グコルト青文字盤を手渡す。また、不安
時頓服①メイラックス1錠を与薬する。

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なんて、しょうもない前置きだ。

23日の夜、幼児の手の届かない所に隠しておいた、アニメのDVDBOXの1枚が見当たらない。妻に問い詰めると持ってはいたが、読み取りが傷だらけの状態。

24日の夕、町内会で祭りがあったので、25日の朝、妻に子供達を連れて参加をしたかと問うと「していない」「祭りなんて知らない」という素っ気ない返事。そして「仕事前から煩い」と一言。その時、階段付近で子供2人が泣きじゃくる声。どうやら転げたか、何処かを打ったかのようだ。イライラが増強をする。娘だけをあやし、隣で同じように泣く息子には目さえ向けず「息子が怪我をしようがどうでもよい」と、つい本音が出てしまう。怒って、子供2人を連れて、時間がまだ早いというのに職場に向かう妻。当然、見送るでもなく、部屋に引きこもる。

外は台風が近づいており、風が泣くような音が絶え間無く聞こえる。一瞬、息子の鳴き声のような気がして寒気を覚える。外に設置をした簡易的なカーゲートが心配だ。風に飛ばされ、他の住民の車に当たり、傷でも付いたら修理代を請求されてしまう。

結束帯を数本持ち出し、雨と風の中、外に飛び出し補強に努める。海から持ってきておいた石も使用をし、飛ばされないように工夫をする。

その作業中に、真ん前の住民が姿を見せ、足早に車に乗り込むと、何処ぞやに出掛けて行った。この住民のガキのサッカーで設置をせざるを得なかった簡易的なカーゲート。ババアを一睨みしつつも、いつまでもこんな態度ではいけないと思い始めてきた。

今回の町内会の祭りは、住民と打ち解ける絶好の機会であった。祭り自体がある事は知ってはいたが、正確な日付は分からなかったのである。てっきり、回覧板で日時を知らせて貰えるものだと思っていたが、まさかの郵便受けにチラシが投函されているだけであった(ちなみに、私は祭りの日は夜勤務で、同僚から祭りがあった旨を知った)仕事前に郵便受けを確認しなかった自分にも非がある。

もっと住民とコミュ二ケーションを取っていれば、連絡を待たずとも、祭りの日時を聞く事が出来たであろう。仲の良い人が出来ていれば、一緒に行こうと誘われていたかもしれない。また、横のガキに聞いても良かった。これぞ、まさに後の祭りである。

そういうような、妻との経緯もあり、また、一人で悶々と家にいるのも気分が良くないので、実家に向かう。そこで、父親についに禁断の一言を言ってしまう。

「娘と比べると、息子が可愛くない」


長くなるので続く。