昨晩から雪が降っている。自分の車は未だノーマルタイヤなので、出勤には道幅が広く、除雪車が走った後の、わりかし安全そうな道を通る事にした。

昼食休憩後に、昨日に乗車をしたバス会社に、お土産の忘れ物は無かったかと問い合わせる。受話器越しに聞こえる、従業員達のやりとりで551の豚まんが保管をされていると知る。

仲の良い先輩に、勉強会の報告と、豚まんの話をする。豚まん位、諦めたらと苦笑い。仕事終わりに、1駅先のバス会社まで取りに行くと話すと、ノーマルタイヤでわざわざ行くの?と再び、苦笑い。パチンコでは負ける癖に、そういうお金は何だか惜しい気がするから仕方が無いのだ。

雪道を車でゆっくりと進む。20分位走らせて、バス会社に到着。食べられずに残っていた、いや、保管をして頂いた551蓬莱の豚まん。応対をしてくれた従業員も、何となく苦笑いだったような気がする。

その足で、1級時計技能士がいるという時計店に行く。バックルの修理と、電池交換。それと、ネットで安く購入をしたブランド時計の真贋依頼である。と言っても、後者が目的だ。職人が裏蓋を開ける。一瞬の緊張…
「刻印が有りますね。時計本体は本物、ただ残念ながらベルトは偽物です」との事だった。良かった…これで心のモヤモヤが晴れた。

店主と時計のあれこれを小1時間話し、店を出る。いい店を見つけたとほくそ笑む。無論、それは新しい時計購入ではなく、修理関係、分解整備関係においてである。電池交換料だけを支払い、バックルの修理料金、真贋判定はサービスをして貰った。
興奮をしていた。バックルが直り、再び戦力として戻ってきた時計に。興奮をしていた。スーパーコピーを捕まされたかと内心、疑心暗鬼で使用をしていた時計が本物だった事に。頬に冷たい刺激を受け、我に返った。視界の先には雪が降り続いていた。