親の背中を見ずとも子は育つ

食欲、物欲、性欲、睡眠欲…ザ、煩悩の塊です。 もう背伸びはしません。 これからは、自分に正直に生きたい。

2015年10月

未来を想像する(ネガティブ編③)

2025年。俺は51歳。病弱の妻は、働く事が出来ず、療養を促す目的で、子供達とともに広島の実家に帰らした。病状が良くなれば迎えに行くという約束を交わしてから丸3年が経つが、あれから1度も顔を合わしていない。しかし、律儀にも毎月5万円の仕送りだけは欠かさず行っている。

毎月の手取りが26万円で、養育費という名目に5万円。住宅ローンが月3万円。光熱費や、通信費諸々に約2万円を引かれると、手元には毎月16万円が残る。一人暮らしには充分な金額である。

近所付き合いは、独身生活になってから全くしなくなった。町内会長なんてもってのほかで、地域の掃除当番なんぞ、当然のように不参加である。一度、参加をしてくださいと訪問をしてきた近所のババアに、玄関先で手元にあったファブリーズを顔に振りかけた。「何をするんですか!」
と激昂をするババアに
「加齢臭が家の中に漂うだろうが!」
と言い放つ。まだ食い下がるババアに今度は、自らの下半身を露出し、まんまと追い返した。その後、警察が訪れ、何故か傷害罪で逮捕をされる。

取調室の事情収集にて
「臭いババアに芳香剤を掛けてあげただけですよ?香水みたいなものですよ?下半身を露出をしたのはトイレが我慢出来なかったからです。そもそも、家に入ってきたババアの方が不法侵入にあたるでしょうが!」
と俺は何度も説明をし、自分が被害者である旨を訴えるが、頭の悪いポリは聞く耳を持たない。幸いにも、前科がなかった俺は、罰金だけで済む事になる。

しかし、数千円程度の罰金なら諦めもつくものの、数十万もの罰金を払わされる事になり、憤慨をする。これを払わないとなると逮捕になり、刑務所か、留置所かわからぬが1日5000円の軽作業をする羽目になると脅される。思わず絶句をした後に、ダメ元で、
「月1万円の分割払いにして貰えませんか?」
とふた回りは年齢が下のようなポリの若造に願い出る。若いポリは苦笑いをし、
「こういったお金は全額一括納付が基本です」
と哀れみと嘲笑が入り混じった声で諭される。

この件が有って以降、俺は玄関の入り口に監視カメラを設置した。また、家の周りには奇妙なオブジェを配置した。バリケードや、有刺鉄線も設置をし、近所を徘徊する際には常にバットを持ち歩く様になった。

ある日、思い立ち、久しぶりに妻に連絡をする事にした。家の中は電波が悪いので近所の公園に出向く。昔はよく娘や息子と遊んだ場所である。その当時はガキも多かったが、今はひっそりとしている。公園のベンチに座り、右手に缶ビール、左手にiPhone17sを持ち、妻に電話をする。イライラの限界点の一歩手前、4回目の呼び出しで電話に出た妻に、症状を聞く訳でもなく、今月は仕送りが出来ない事をいの一番に告げた後、禁断の一言を口に出す。

「なあ、偽装離婚をした事にしないか?ほんなら、母子手当が支給をされるぞ?」

反対をする妻に怒声と罵声を浴びせ、電話を切る。今月はおろか、来月も払うもんか。そう独り言ちてベンチから立ちあがる。近くで煩く吠える老犬に目掛けて
「この雑種の老いぼれ野郎。昔から俺にばかり吠えやがって!」
と、握り潰したアルミ缶を投げつける。上手い具合に眉間に当たり、キャンと鳴く。

「俺も歳をとった。お前も歳をとったな。17歳位か?人間の年齢に換算をすると80歳くらいか。お爺さんが虚勢を張るな、大人しくしていろ」
と言って今度は思いっきり腹を蹴り上げる。キャンという鳴き声から、ギャンという鳴き声に変化をした事に、満足の表情を浮かべながら、誰もいない家に戻る。

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この、釜焼きスイートポテトが超美味い。

未来を想像する(ネガティブ編②)

2015年。俺は51歳となり、初老と言ってもおかしくない年齢になってしまった。仕事はと言うと、つい先日から、とある県の精神科で勤務をしている。これで、看護師になってから、8回目の転職となる。妻子達は、マイホームがあり、学校に通っている事を考慮し、単身赴任にした。
7年程前に、一般科に異動になったが、僅か1ヶ月で逃げるように退職をした。そこから歯車が狂い出す。近場の老人施設や、訪問入浴、訪問看護を渡り歩くが、精神科の楽さを知った俺は、何処も長続きはしなかった。結句、地元で働けるような場所がなくなり、ネットで探す羽目となる。年齢は喰っているものの、看護師免許とSST、心理教育の資格のお陰で何とか、隣府県の精神単科病院が雇ってくれる事になった。
住宅ローンは後15年は残ってはいるものの、ローン残高は800万程。毎月15万円程を仕送りし、手元に残るのは、7万円弱。そこから、アパート代、光熱費、通信費を支払うと手元に残るのは、高校生の一ヶ月の小遣い程度。ビールはおろか、発泡酒でさえ週2、3回飲めれば良いという日々。

新しい職場には、歳を取るほど、馴染めるのに時間がかかるようになった。ある日、仕事で辛い事があり、子供達の声が急に聞きたくなった。励みとなる元気な声が聞きたかった。

「父さんだよ。元気でやっているか?」と俺。
「勉強で忙しいんだ、ごめんね」と息子。
娘に至っては、電話に出る事さえしない。

子供達の冷たさに、こちらは怒りで沸騰寸前。何だか養っているのがアホらしくなり、電話を切ると、速攻で看護師免許を思いっきり捻じり、その後に両手でクシャクシャに丸め込む。上手く丸まらない事に腹を立て(看護師免許は紙質が上等であるのだ)次いで、床に放り投げ、何度も何度も足で踏みつける。そのドンっという音に、アパートの下の住民から苦情がくる。

「てめぇ、派遣か日雇い風情か知らんが、俺に偉そうに言いやがって!⚫︎すぞ!この、朝鮮淫売梅毒低脳猿め!」

⚫︎チガイの形相をし、手にはトンカチだか、マイナスドライバーか何かしらを持った俺に、下の住民は慌てふためいて逃げ出す。この光景に甲高い笑い声をあげていた俺であるが、最後は嗚咽に変わり、声をあげて子供達の名前を連呼する。

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今日のビール

サントリーパンプキンビールテイスト
美味しさ⭐︎⭐︎⭐︎
口あたり⭐︎⭐︎⭐︎

未来を想像する(ネガティブ編①)

10年後の2025年。俺は51歳となっている。のらりくらりと仕事をしてきた為、歳と経験年数だけは喰ってはいるが、大した看護技術は身に付いていない。勤続年数が12年目に突入をするが、新卒でさえ知っているレベルを学ぶ事が多い。

後輩達が次々と幹部候補試験を受ける中、俺にはその受験資格の話さえ出てこない。しかし、悔しがる事も無く、努力をしようとする向上心も当然のようにあるはずもない。

救急遅出といった、特殊勤務も自分だけ外される。理由は明確。一分一秒を争う救急では足手まといになるからだ。普通の病棟勤務においても、新たに副師長になった、経験年数も短く、一回りも下の後輩から指導を受ける。指導の度に若い女の子達から沸き起こる嘲笑も、難聴のおかげ?で苦にもならない。

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妻とは協議離婚をし、親権を巡り3年間も争った。裁判所で号泣をし、人目をはばからず
妻に土下座をして、何とか娘の親権を取る事が出来た。しかし、慰謝料に加え、息子の養育費が月5万円。3年間も争った裁判費用の捻出に、宝飾品、車を手放しても払い切れず、76歳になる高齢の父親に裁判費用を工面をして貰うべく、ここでも土下座をして頼み込む。しかし、父親は、本来なら後継である息子を親権に選ばなかった事に酷く立腹をし、一銭足りとも援助はなかった。仕方なく、親戚や母親に懇願をし、また、病院から退職金の前借りや、消費者金融から金を借り、支払いに企てる。マイホームは慰謝料と資産分与の為に、二束三文で売る羽目になった。

住む場所を失った俺と娘は、実家に頼るしか無かった。76歳の父親と、51歳の俺、12歳の娘の3人暮らし。父親は、当初は息子の親権を取るべきだったと言ってはいたが、元来、孫娘を溺愛していた父親は、渋々というよりも、歓迎ムードであった。
平穏な6年が過ぎ、高校3年生となった娘に進路をどうするのかと問うと

「広島の大学を受験したい」

唖然とする、俺と父親。何度も説得を試みるも、娘の意思は硬い。理由は都会であること。母親の実家からなら、お金が掛からない事を当たり障りなく言う。それから僅か数日後、父親が孫娘を呼ぶ時に、息子の名前を出すようになった。冗談かなと思っていたが、それは認知症の初期症状であった。


金麦 琥珀のくつろぎ

美味しさ⭐︎⭐︎⭐︎
口あたり⭐︎⭐︎⭐︎

3箇所目

3つ目の体験入園に行って来た。建物も古く、保母さんもおばさんばかり。どこも園児集めに必死さが伝わる。待機児童というのは、都会だけの話みたい。


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今日の発砲酒
夜のどこし

美味しさ⭐︎⭐︎⭐︎
口あたり⭐︎⭐︎⭐︎


父子家庭は大変ですな。



大学での勉強会

今日は休日であったが、佛教大学での看護の勉強会に渋々ながら参加をした。

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私は専門学校卒なので、大学に足を踏み入れた事が今まで無かった為、今日が大学に初潜入となった。
受付で、用途、氏名、住所、電話番号を用紙に記入をすると、来賓者カードを貸し出していただき、それをJRや地下鉄のような自動改札機にかざすと、キャンパス内に入れるというシステム。これにはいささか驚いた。一般市民も自由に入る事が出来、普通に学食とか食べれるというイメージが有ったから。

僅か15分の休憩時間には、煙草を吸いに行くという先輩と共に大学内から出る。自分は非禁煙者だが、理由は狭く、堅苦しい教室だと息が詰まりそうだったから。


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二条駅前。こんなに栄えていたかと思う程の変わりよう。外の空気を思いっきり吸い込んだ後、キャンパスに戻るが、広いし、部屋は多いしで迷いそうになった。


貴重な休みを、遠出までして勉強会って、ブラック臭がプンプンしますわな。

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